皆さん 5月21日は『日食観察』はできましたか。

               

 松本市もお天気になり、観察できました。

  

 さて、心配されていた『日食網膜症』ですが、

  

 テレビや新聞でも「太陽の直接観察は危い!」と報道をされていましたが、

  

 当院では3人ほど心配されて受診された方がおられました。

 

 幸いなことに網膜には顕著な変化は見られず、

   

 経過観察で様子を見させていただく予定です。

  

 国内では、5月21日までに 16人、 22日までに  115人、  

    

 23日までに  247人 の方が

  

 日食観察後眼科受診をされたとの報告が日本眼科学会にありました。

  

 眼症状としては、「視力低下」、「視界の中心に黒い斑点が現れたりする」、

  

 「物が歪んで見える」、「視野の一部が欠けたりする」、

  

 「視力低下がそのまま回復しない」などがあげられます。

  

 『日食網膜症』は、太陽を直接観察してからしばらくしてからも、

   

 症状を感じることがあります。

  

 これから夏になり日差しが強くなりますが、普段から太陽は直視しないように気をつけて、

   

 もし太陽を直視してしまい見え方に変化を感じた際には、早めの眼科受診をしてください。