夏のある日、仕事から帰った玄関前で何か踏みそうになってよく見てびっくり!
大きなカタツムリが歩いていました。
こんな大きいのは、この辺では見たことがない!4cmくらいの大きさです。
踏まなくて良かったぁ!
最近の温暖化で、とうとうカタツムリも熱帯のように大きくなるようになったのかなぁ、などと考えていました。
そこで、ちょっとカタツムリについて調べてみました。


カタツムリは軟体動物、肺のある陸貝、陸に住む巻貝です。
日本に生息するものは1mm前後から数cm、日本最大のものは四国産のアワマイマイで60mmもあるそうです。
あの殻は大きくなる時脱ぎ捨てるのではなく自前です。殻は石灰質ですが、殻の表面はキチン質で構成された殻皮が覆い、石灰質の殻本体の腐食を保護、汚れが付きにくくする、彩色することにより殻を背景に溶け込ませる保護色の役目などを併せ持っています。

餌は生の植物、枯葉、やや分解の進んだ植物遺骸、菌類を餌とするもの、雑食性のもの、ガードレールや建物の壁の藻などです。
殻の形成、維持にカルシウムを多く必要とし、捨てられた貝殻や古くなった他のカタツムリの死骸をなめる事もあるようです。
ブロック塀やコンクリート壁にたくさん見られるのは、コンクリートに含まれるカルシウムを摂取するためという事です。

カタツムリを主食とする動物もいます。蛍類の幼虫、オサムシ類のマイマイカブリです。石垣島や西表島にはイワサキセダカヘビというカタツムリを専食するヘビがいるようです。
専食者以外にも多くの動物が捕食し、鳥類は主な天敵の1つです。また、ヤマネズミ類やイタチ、アナグマ、ツチブタ、タヌキ、イノシシ、トカゲ類、カエル類などにも捕食されるようです。また、ヒトにも捕食されますね。


我が家にいた大きなカタツムリは私に踏まれそこなって、九死に一生を得て、翌日の朝は壁でカルシウム補給をしていました。その日の夕方、あらあらコロンと壁から落ちていました。鳥?タヌキ?ヘビ?
せっかく成長を見ようと思っていたのに。