今回はドライアイの治療についてお話しします。

ドライアイの治療は主に目薬で治療します。
ドライアイの目薬にはいくつか種類があります。
人工涙液、ヒアルロン酸点眼薬、ムチンや水分を分泌促進する点眼薬(ジクアホソルナトリウム)、ムチン産生する点眼薬(レバミピド)が症状に合わせて用いられます。コンタクトレンズの上から使用できる点眼薬もあります。

点眼薬を使用しても症状が改善しない場合は、涙点プラグを使用することもあります。
涙の出口である涙点に栓(涙点プラグ)をして、涙の排出を減らします。
片眼に上涙点と下涙点の2つの涙点があります。上下どちらにプラグを使用するか、どの種類のプラグを使用するかは症状によって違います。
外来でも処置ができます。


                                        画像提供:参天製薬株式会社

日常でできるケアもあります。
・パソコンやテレビは目線よりも下方にくるようにしましょう。目が小さく開いている状態にして、乾燥を防ぐことができます。
・エアコンなどを使用していると乾燥するので、加湿器を使用して湿度を保つようにしましょう。
・蒸しタオルで目を温めることによって、涙の油分の分泌が改善されることもあります。
・ドライアイに良いサプリメント(オプティエイド)や、保湿用のメガネもあります。
まだ寒く、乾燥の季節が続きます。ドライアイで分からないことがありましたらご相談下さい。