新型コロナウイルスの影響でマスクが不足しています。
なかなか手に入らない状況ですが、マスクの効果についてお話します。

普段、私達が日常で使用しているマスクは、小さなウイルスなどはブロックするように出来ていません。その為、感染予防として効果がないと言われています。

しかし、マスクはウイルスそのものではなく、ウイルスが付着した飛沫を通すのを防ぐので、咳やくしゃみなどの症状がある人が着けることで、周囲への飛沫の拡散を防ぐことが出来ます。

また研究によると、人は1時間に23回位、顔を触ると言われています。
マスクをすることで、ウイルスが体内に入る侵入路である鼻や口の粘膜に直接触ることがなくなり、感染予防になります。

更にマスクを着用していると、呼吸時の口腔内の湿度が70~80%に保たれるという報告があります。
鼻や喉の粘膜が乾燥すると繊毛の動きが低下し、ウイルスの侵入をブロックする機能は低下してしまいます。
マスクで保湿することで、粘膜の潤いを保ち、感染予防になります。また粘膜表面にある繊毛の弱点は乾燥と共に寒さです。
マスクやマフラーで鼻や喉を暖めることによって、ウイルスの感染予防に役立てて下さい。