長野県松本市 | 負担の少ない白内障手術・硝子体手術を実施しております

白内障手術

日帰り白内障手術について

濁った水晶体を超音波で砕いて吸い出し、そこへ人工のレンズ(眼内レンズ)を挿入する手術です。
点眼薬で麻酔を行い角膜の部分を切開するため、痛みや出血はほとんどありません。抗凝固剤(ワーファリン)や、血小板凝集抑制剤(プラビックス、アスピリンなど)の薬剤を中止する必要はありません。
角膜の2ヶ所の傷口も3mm及び1mmと小さいため、縫合しなくても約1週間で自然に塞がります。
手術時間は5~10分程ですが、水晶体嚢が弱い等の原因で特別な処置が必要になった場合は、数十分から1時間程度、時間がかかる場合もあります。
手術時には麻酔科標榜医が常駐しています。日帰りで手術を行い、入院の必要はありません。

手術決定から手術後までの流れ

白内障手術の予約と説明

・手術日の予約を取ります
・看護師から手術の説明を受け、次回の検査の予約を取ります

手術前の検査・お薬の説明

・手術前の検査は1時間半程、時間がかかります。散瞳薬を使用するため、検査後はぼやけてピントが合わなくなりますので、ご来院の際は車の運転は控えて下さい
・検査後の別の日に、お薬と手術後の生活について説明会を行います

手術当日

・予定の時間に来院して頂き、1時間程かけて手術前の準備をします
・手術時間は5~10分程です
・手術が終わりましたら、お薬をもらって帰宅して頂きます

手術後の診察

・手術翌日、及び翌々日は必ず診察を受けて頂きます。その後はお渡しした予定表の日程で受診して頂きます
・急な痛み、視力低下などの症状がありましたら、予定日以外でも診察を受けて下さい

 

年度 日帰り白内障手術件数
平成25年 570件
平成26年 559件
平成27年 602件
平成28年 625件
平成29年 555件
平成30年 564件
平成31年~令和元年 582件
令和2年 573件
令和3年 548件

 

多焦点眼内レンズについて

令和2年4月より白内障手術における多焦点眼内レンズの使用が、先進医療から選定療養に変更されました。多焦点眼内レンズを選択した場合、レンズ代のみが自己負担となり、手術費用については通常の単焦点眼内レンズを使った場合と同じですべて保険適用となります。

当院での取り扱い多焦点眼内レンズの費用は以下の通りとなります。

多焦点眼内レンズの種類 金額
老視矯正三焦点眼内レンズ 片眼350,000円(乱視矯正用400,000円)
多焦点眼内レンズ 片眼250,000~260,000円
多焦点眼内レンズ 乱視用 片眼300,000~302,000円

多焦点眼内レンズは、二つの距離(近・遠)、あるいは三つの距離(近・中間・遠)にピントを合わせることができます。たとえば近方を手元~中間距離(30cm~2m程)に合わせた場合、老眼鏡をかけたり外したりする煩わしさからは解放されます。手術後に「裸眼」で過ごせる可能性もあります。

多焦点眼内レンズのデメリットについては、同時に複数箇所にピントを合わせるため、外から入ってくる光を複数の焦点に振り分ける必要があり、光源が一つの焦点に100%合う単焦点眼内レンズとは異なって、微妙な濃淡や明暗の差に対する感度が低くぼんやりとした見え方になります。従って、多焦点眼内レンズを選択した場合でも、はっきりと見たい場合は「眼鏡」が必要になることがあります。このほか薄暗い所で光を振り分ける際に光が散乱するため、街灯や車のヘッドライトの周囲に光の輪のようなものが見えたり、ぎらついたりする「ハロー・グレア現象」が生じることが多くあります。慣れるに従ってこの現象が気にならなくなる事が多いですが、夜間の車の運転には注意が必要となります。また、どうしても慣れない場合は、単焦点眼内レンズへ入れ替えることがあります。

※多焦点眼内レンズには適応基準があります。目の状態によってはご希望に添えない場合もあります。

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