アレルギーを引き起こす原因物質
 
私たちの身体には、体内に入ってくる物質を排除しようとする働きがあり、
 
これを「免疫」といいます。
 
 
本来、花粉などは異物と感じない仕組みになっていますが、
 
アレルギー体質だと異物と認識して免疫反応が働きます。
 
この過剰な反応のことを「アレルギー反応」といいます。
 
 
主なアレルゲン(アレルギーの原因物質)には 次のようなものがあります。
 
・スギ花粉(時期:1~5月)
・ヒノキ花粉(時期:3~5月)
・カモガヤ花粉(時期:5~7月)
・ブタクサ花粉(時期:8~10月)
・ハウスダスト(チリ、ホコリ、ダニ、カビなど)
・動物の毛
・コンタクトレンズの汚れ
 
 ハウスダスト、動物の毛、コンタクトレンズが原因の場合、症状は1年を通して起こります。
 
 
アレルギー症状が起こる仕組み
 


                              (参天製薬株式会社からお借りしました)
 
 
アレルギー性結膜炎の治療
 
 
アレルギー性結膜炎の治療には、
 
抗アレルギー点眼薬(ヒスタミンH1拮抗薬、ケミカルメディエータ遊離抑制剤)が
 
主に使われます。
 
症状が強い場合には、ステロイド点眼薬を使用する場合があります。
 
ヒスタミンH1拮抗点眼薬は、かゆみを引き起こすヒスタミンの作用を直接阻止するので、
 
主にかゆみの強いときに使われます。
 
メディエーター遊離抑制点眼薬は、ヒスタミンなどを増やさないようにする作用があります。
 
しかし、薬を使い始めてから効果が現れるまで2週間くらいかかるため、
 
症状が現れる前から使い始めると効果的です。
 
重症になると副腎皮質ホルモン(ステロイド)が使われます。
 
非常に効果がある薬ですが反面副作用も強いので、
 
長期間の使用には適さないといわれています。
 
 
どの薬でも同じですが、使い方は医師の指示に従い用量・使用法を守って使いましょう。